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ちょっと 鷹揚 なうなずき方をした。年上を感じた。
山田太一「飛ぶ夢をしばらく見ない」に収録 ページ位置:23% 作品を確認(amazon)
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頷く・相槌を打つ
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前後の文章を含んだ引用
......沢な造りである。三組ほどの客だけで、すぐ下の階の繁昌に比べると不思議なほど静かだった。「たった一階ちがいで、上って来ないんですね」「そうなのね」 向き合って女はちょっと鷹揚なうなずき方をした。年上を感じた。しかし、年上なわけはない。私は四十八になっていた。女はせいぜい四十二、三。もっとも、美人の年は分らない。案外同じくらいなのかもしれないが──。 女の美しさを見て......
単語の意味
鷹揚(おうよう)
鷹揚・・・小さなことにこだわらずゆったりとしているさま。おっとりしていて争いとは無縁な感じ。大様(おおよう)。
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城戸は、ただ表情でだけ、曖昧に反応した。
平野啓一郎「ある男」に収録 amazon
直子は子供のようにただ 点頭いていた。
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
直立不動で立たされていた生徒が教師からやっと許しを得たような、大げさな肯(うなず)き方
連城 三紀彦 / 恋文 amazon
だれかのお喋りに相槌を打つように首を動かしたりしていた。それは、電気仕掛けの人形のように見えた。
富岡 多恵子 / 富士山の見える家「当世凡人伝 (1977年)」に収録 amazon
何となくうなずいた。
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon
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梨の花のような仄青い頸筋(くびすじ)
海音寺 潮五郎 / 武道伝来記 amazon
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子供たちがダユのようにへばりついている。
安部 公房 / 他人の顔 amazon
まるで、上体だけを自分の手でほうりなげるようにして(飛び込んできた)
野間 宏 / 真空地帯 amazon
この変な親娘は、友達のように笑い合った。
室生 犀星 / 杏っ子 amazon
やがてすすり泣きが聞こえてきた。最初それが彼の口から聞こえているとは気付かず、部屋のどこかで壊れたオルゴールが鳴っているのかと錯覚したほどだった。
小川洋子「博士の愛した数式 (新潮文庫)」に収録 amazon
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