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小屋の戸をだれかが少しずつゆさぶっている
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 ページ位置:17% 作品を確認(amazon)
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ドアのチャイム・呼び鈴
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前後の文章を含んだ引用
......す。虱がまたゆっくりと背中や腿を這いまわりだしました。どのくらい眠ったでしょう。ガルペは例によって楽天的な大きな鼾をかくので私は少し眠ったのち眼をさましました。小屋の戸をだれかが少しずつゆさぶっているようでした。始めは下の谷から吹きあげる風が雑木林をぬけて戸にぶつかるのかと思ったほどです。私は藁から這い出て闇のなかで床板にそっと指をかけました。この下にはイチ......
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間を置いて何度もノックを繰り返した。一連のノックがあり、十秒か十五秒ばかり休止があり、それから再びノックが続いた。躊躇や迷いのない断固としたノックで、音は不自然なくらい均質だった。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 3 amazon
立て付けの悪い玄関がガラガラと音を立て、家全体が軋むようにドアが閉まる。
吉田修一「悪人」に収録 amazon
電燈が馬鹿にくらい。どんなおばけが出て来るかと思った。
林芙美子 / 新版 放浪記
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