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錠を外す音がして、扉がゆっくりと開いた。 薄暗い室内にいる尾畑理恵の顔が、外からの照り返しで浮かび上がった。
翔田 寛「真犯人 (小学館文庫)」に収録 ページ位置:54% 作品を確認(amazon)
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ドアから顔をのぞかせる
ドアのチャイム・呼び鈴
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......。「どちら様でしょう」 うろ覚えだったが、本人の声だとわかった。「三島署の間島と申します。以前に清水町のご実家でお会いした者ですが」「ちょっとお待ちください」 錠を外す音がして、扉がゆっくりと開いた。 薄暗い室内にいる尾畑理恵の顔が、外からの照り返しで浮かび上がった。水色の長袖のブラウスに、下はクリーム色のタイトなスカートという姿だった。相変わらず、ストレートの長い髪が肩にかかっている。以前と同じように、どこか不安げな表情だ......
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ドアから顔をのぞかせるの表現・描写・類語(動作・仕草・クセのカテゴリ)の一覧 ランダム5
いつもの通りノックをすると、 蒲鉾 板 ほどの 覗き窓の布がガラスの向う側からめくれて、トミ子の目が覗くのである。
向田邦子 / だらだら坂「思い出トランプ(新潮文庫)」に収録 amazon
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ドアのチャイム・呼び鈴の表現・描写・類語(室内のようすのカテゴリ)の一覧 ランダム5
小屋の戸をだれかが少しずつゆさぶっている
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
四桁の部屋番号をプッシュしてからインターホンを押すと、応えがあってオートロックが外れる。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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時刻は昼らしく、天井の明かりからまっすぐに日が差し込んでいた。光は何本かの太い柱となって床から直立し、その中で細かな塵が舞っているのが見えた。その光の柱は刃物で切り取られたようにくっきりと鋭角的で、南国の太陽の激しさを部屋の中に送り込んでいた。光のない部分は暗く冷やかだった。そのさまあまりにも対照的だった。まるで海底にいるみたいだな、と僕は思った。
村上 春樹 / ダンス・ダンス・ダンス(下) amazon
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偏執狂のように読み返えし読み返すのをやめなかった。
岡本かの子 / 巴里祭
似せようとすればするほど偽作者は本ものの特徴を出そうとする。
松本 清張 / 美の虚像「松本清張ジャンル別作品集(3) 美術ミステリ (双葉文庫)」に収録 amazon
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