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黒板から降る白墨の粉のような、暗い冷たい霧の粒が、そこら一面踊りまわり、あたりがにわかにシインとして、陰気に陰気になりました。
宮沢賢治 / 風の又三郎 ページ位置:48% 作品を確認(青空文庫)
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前後の文章を含んだ引用
......た。霧がことにしげくなって、着物はすっかりしめってしまいました。  嘉助は咽喉のどいっぱい叫びました。 「一郎、一郎、こっちさ来う。」ところがなんの返事も聞こえません。黒板から降る白墨の粉のような、暗い冷たい霧の粒が、そこら一面踊りまわり、あたりがにわかにシインとして、陰気に陰気になりました。草からは、もうしずくの音がポタリポタリと聞こえて来ます。  嘉助は、もう早く一郎たちの所へ戻ろうとして急いで引っ返しました。けれどもどうも、それは前に来た所とは......
単語の意味
陰気(いんき)
白墨(はくぼく)
陰気・・・気分や天気などが、スッキリしない。明るくなく、ドンヨリしている。⇔陽気。
白墨・・・黒板に使うチョーク。
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薄曇りで小雨がぱらつきそうな空
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手を伸ばした先が見えないくらい濃い朝霧
水道橋博士「藝人春秋 (文春文庫)」に収録 amazon
(雨の写真)永遠に雨が降っているそこでは、ものの輪郭はすべて柔らかい銀色に煙っている。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
部屋にいて、歩道がざあざあ洗われる音を聞いていた。
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(夜霧)霧がたっぷりと月光を含み、羽二重のようにほの白く光っている
山手 樹一郎 / 山手樹一郎作品集〈第6巻〉久楽屋の娘 amazon
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