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彼は彼女と並んで歩きながら、彼女の心が、全く彼の方向にはなく、どこか彼女の体の内の深いところにずり落ちているのを感じていた。
野間 宏 / 顔の中の赤い月「暗い絵・顔の中の赤い月 (講談社文芸文庫)」に収録 ページ位置:76% 作品を確認(amazon)
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上の空・心ここにあらず
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......の。」彼は彼女の顔の上に悲しげなものが走り去るのを見た。 二人は帰途、一緒になった。そしてあてもなく呉服橋の方へ歩いて行った。堀川倉子はいつになく沈んでみえた。彼は彼女と並んで歩きながら、彼女の心が、全く彼の方向にはなく、どこか彼女の体の内の深いところにずり落ちているのを感じていた。風のある夕であった。道の上に白い埃が舞い上り、板張りの橋が、みしみし鳴っていた。二人は川に沿うて日本橋の方へ歩いて行った。「もう、足は癒りましたか?」しばらくし......
単語の意味
体(からだ)
・・・頭・胴・手足など、肉体全体をまとめていう言葉。頭からつま先までの肉体の全部。身体。体躯。五体。健康。体力。
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