TOP > 風景表現 > 家・建物 > 店・建物の佇まい・外観
(ボクシング・ジム)元々は精肉工場だったらしく、高い天井から、ぶっきらぼうに蛍光灯が下がっていたが、部屋の広さに対して本数が少ないのか、見上げると眩しい割に、全体は薄暗かった。
平野啓一郎「ある男」に収録 ページ位置:64% 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
店・建物の佇まい・外観
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......のは、五十歳くらいの黒いトレーニング・ウェアの男性だった。メールでやりとりをした小菅という名のジムの会長で、城戸が挨拶をすると、血色の良い笑顔で迎えてくれた。 元々は精肉工場だったらしく、高い天井から、ぶっきらぼうに蛍光灯が下がっていたが、部屋の広さに対して本数が少ないのか、見上げると眩しい割に、全体は薄暗かった。 赤や黒のサンドバッグが何本も吊されている間を抜けながら、奥に通された。 テクノが流れていて、三分おきに時間を知らせるブザーが鳴った。四方の壁には、マイク・タイ......
単語の意味
見上げる(みあげる)
蛍光(けいこう)
見上げる・・・1.下から上のほうを見る。
2.立派だなぁ、と感心する。
2.立派だなぁ、と感心する。
蛍光・・・1.蛍の光。ほたる火。
2.(物理学)ルミネセンスの一種。ある物体に光やエックス線を当てたとき、その物体が別の光を出す現象。また、その光。
2.(物理学)ルミネセンスの一種。ある物体に光やエックス線を当てたとき、その物体が別の光を出す現象。また、その光。
ここに意味を表示
店・建物の佇まい・外観の表現・描写・類語(家・建物のカテゴリ)の一覧 ランダム5
(建て増しを繰り返した建物)建て増しを繰り返したせいで造りは入り組んでいて、外からでも建物全体の形をつかむことができなかった。中はもっと複雑で、曲がりくねった廊下がだらだらと続き、あちこちに小さな段差があった。
小川洋子 / ダイヴィング・プール「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
「家・建物」カテゴリからランダム5
二階で少し烈しく歩くと 家 が揺れた。そして誰か下の部屋で新聞でも 展 げていれば、その上にバラバラと音がして天井のごみが落ちて来た。
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
二十五年も前のことだから、給食室といってもこことは全然違っていた。木造で、古くて、暗くて、狭くて。家畜小屋みたいなものでした。
小川 洋子 / 夕暮れの給食室と雨のプール「妊娠カレンダー (文春文庫)」に収録 amazon
おばけ屋敷のようだ。
林芙美子 / 新版 放浪記
銀の鱗を並べたような人家の屋根が連なる
獅子 文六 / てんやわんや amazon
同じカテゴリの表現一覧
家・建物 の表現の一覧
風景表現 大カテゴリ