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若い生姜 の根ほどの雲の峯
岡本かの子 / 河明り ページ位置:82% 作品を確認(青空文庫)
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積乱雲・入道雲・雷雲
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前後の文章を含んだ引用
......まだいくらか暗沫 の影を残している。男はその方を指して「こっちはスマトラ」それからその反対の東南方を指して「こっちはボルネオ」、それから真正面の青磁色の水平線に、若い生姜 の根ほどの雲の峯を、夕の名残 りに再び拡 げている方を指して、「ずーっと、この奥に爪哇 があります。みな僕の船の行くところです」 彼は一本の椰子の樹の梢 を見上げて、その雫 の落ちない根......
単語の意味
峰・峯・嶺(みね)
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午後の光にかがやいた湾のむこうに大きな入道雲が金色に縁どられながら 湧いていた。雲はなぜか空の宮殿のように白く巨大だった。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
夏の終わりの入道雲には、見つめていると涙のにじみそうな輝きがある
竹西 寛子 / ひとつとや amazon
空の宮殿のように巨大な入道雲
遠藤 周作 / 沈黙 amazon
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雲はそう濃くはかかっていないと見えて、新月の光がおぼろに空を明るくしている
有島武郎 / 或る女
糸で留めたような頼りない星の光
高樹 のぶ子 / 光抱く友よ amazon
月はまるで青い氷のなかの刃のように澄み出ていた。
川端 康成 / 雪国 amazon
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