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彼は汽車の窓から 飽かず外の景色を眺めて来た。盛夏の力というようなものが感ぜられ、彼は近頃に珍しく元気な気持になった。
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 ページ位置:80% 作品を確認(amazon)
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......彼は知らなかったが、恐らくないだろうと思った。とにかく人口に膾灸される伝説を持った場所は何かの意味でそういう趣を具えているものだと思った。 上井、赤崎、御来屋。彼は汽車の窓から飽かず外の景色を眺めて来た。盛夏の力というようなものが感ぜられ、彼は近頃に珍しく元気な気持になった。二尺程に延びて密生した稲が風もないのに強い熱と光との中に揺れて見えた。「ああ稲の緑が煮えている」彼は亢奮しながら思った。 実際稲の色は濃かった。強い熱と光と、そ......
単語の意味
盛夏(せいか)
景色(けしき)
飽かむ(あかむ)
盛夏・・・夏の暑さの盛り。夏の一番暑いころ。真夏。
景色・・・風景。眺め。とくに、自然の眺め。
飽かむ・・・もう十分だと嫌になるくらい満足する。飽きる。
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忘れかけていた香りが鼻腔に入り、夏の湿気を感じる。
羽田 圭介「ミート・ザ・ビート (文春文庫)」に収録 amazon関連カテ湿った空気・湿気や熱気がこもる
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