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有島武郎 / 或る女(前編) ページ位置:65% 作品を確認(青空文庫)
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気持ちが高まる・こみ上げる
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前後の文章を含んだ引用
......て調節の力を失っていた。軽く開いたままの口びるからもれる歯並みまでが、光なく、ただ白く見やられて、死を連想させるような醜い美しさが耳の付け根までみなぎっていた。雪解時 の泉のように、あらん限りの感情が目まぐるしくわき上がっていたその胸には、底のほうに暗い悲哀がこちんとよどんでいるばかりだった。 葉子はこんな不思議な心の状態からのがれ出ようと、思い出したように頭を働かして見たが、その努力は心に......
単語の意味
胸(むね)
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腹のなかに、掻きたてられたまま鎮まらない火照りがとぐろを巻いている。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
冷やかな侮蔑 と一しょに、心の中へはいって来た。
芥川龍之介 / 羅生門
むす子に対する憧れが突然思いもかけぬ胸の中の別の個所から厳粛というほどの真率さでもって突き上げてきた。
岡本かの子 / 母子叙情
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胸で気持ちの高ぶりを感じるときの表現・描写・類語(興奮・気持ちが高ぶるのカテゴリ)の一覧 ランダム5
胸の中を突如として、正体の知れない不可解な暗い感情の稲妻がとおりすぎる。
野間 宏 / 顔の中の赤い月「暗い絵・顔の中の赤い月 (講談社文芸文庫)」に収録 amazon
かの女は胸を張ったちゃんとした姿勢で、むす子と向い合った。
岡本かの子 / 母子叙情
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落着きのとれてない心
志賀 直哉 / 正義派「城の崎にて・小僧の神様 (角川文庫)」に収録 amazon
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