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入口に一番近いベッドにだけ、まだ明かりがついており、暗い病室の中、そこだけ時間が流れているように見える。
吉田修一「悪人」に収録 ページ位置:31% 作品を確認(amazon)
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屋内から外に洩れる明かり
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前後の文章を含んだ引用
......、看護師が病室の明かりを消しにきた。 ベッドに横たわり、天井を見つめたまま、祐一のことを思い出していた美保は、病室の電気が消されるとすぐにベッドを抜け出した。 入口に一番近いベッドにだけ、まだ明かりがついており、暗い病室の中、そこだけ時間が流れているように見える。内側から照らされたカーテンに、本を読む人影がかすかに映る。読んでいるのは、市内の短大に通っているという女の子で、幼いころから腎臓を患っているらしく、どこかくすん......
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窓も黒い幕に 遮られているがその隙間からほのかな電気の光がチラついていた。
遠藤 周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録 amazon
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後手でドアを閉めると風の音がぴたりと消えた。
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 amazon
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