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(音楽鑑賞)雄渾 なチェロという楽器の響きを、今の彼女は、とても受け止めきれなかった。
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 ページ位置:15% 作品を確認(amazon)
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体力の低下・体が衰える・衰弱
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前後の文章を含んだ引用
......れぞれの時代のチェロの大家たちのレコードを、過去に散々聴いていたが、この曲を本当に好きになったのは、この死の都市で、蒔野のギターの演奏を聴いてからだった。土台、雄渾なチェロという楽器の響きを、今の彼女は、とても受け止めきれなかった。 人間的な喜怒哀楽の彼方に屹立するバッハの楽曲。蒔野のまだ若い、才能とのハネムーンを心ゆくまで楽しんでいるような演奏は、彼女の心をすべて受け止めて、まったく揺る......
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ひからびて黒ずんだ枯れ木のような肉体
坂口 安吾 / オモチャ箱・狂人遺書 amazon
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阿部 知二 / 冬の宿 (1948年) amazon
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