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いつもめり込むように見えていた 蒲鉾 型 の 指環 が手を下げると自然に指から 抜け落ちた
志賀 直哉 / 痴情「城の崎にて・小僧の神様 (角川文庫)」に収録 ページ位置:65% 作品を確認(amazon)
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痩せすぎた体形
患者・病人・けが人
体力の低下・体が衰える・衰弱
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前後の文章を含んだ引用
......たかった。ちょうど東京へ行く用があったが、妻の病気は妙に執拗く、なかなか出掛けられなかった。病気そのものよりは衰弱がはなはだしく、妻は絶えず幾らか興奮していた。いつもめり込むように見えていた蒲鉾型の指環が手を下げると自然に指から抜け落ちたりした。 以下は、それから間もなく、上京した彼が受け取った妻の手紙である。 御無事お暮しの御事と存じます。御上京後毎日のように雪ふりにて大へんお寒うございますが......
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まるで幾月も食事をとらなかった病人のように瘦せ細っている
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
子供のように妙に小さくなった、黄黒く、艶 のない両足
小林多喜二 / 蟹工船
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患者・病人・けが人の表現・描写・類語(人の印象のカテゴリ)の一覧 ランダム5
ぐったりとした患者は鳥のように白く眼をあけて何か呟いた
遠藤 周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録 amazon
(患者)彼らの姿はたしかに墓場に集まってくる幽霊を信太郎にも連想させた。
安岡 章太郎 / 海辺の光景 amazon
患者の手足はかたくこわばり、木づくりの人形のようだった
北社夫 / 夜と霧の隅で amazon
叔父は三年後に腸の癌を患い、体中をずたずたに切り裂かれ、体の入口と出口にプラスチックのパイプを詰め込まれたまま苦しみ抜いて死んだ。最後に会った時、彼はまるで狡猾な猿のようにひどく赤茶けて縮んでいた。
村上春樹「風の歌を聴け (講談社文庫)」に収録 amazon
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体力の低下・体が衰える・衰弱の表現・描写・類語(健康・体調・病気のカテゴリ)の一覧 ランダム5
彼はだんだん衰えて行った。ちょうど昔スウイフトの見た、木末(こずえ)から枯れて来る立ち木のように。
芥川 龍之介 / 或阿呆の一生「河童・或阿呆の一生 (新潮文庫)」に収録 amazon
ひからびて黒ずんだ枯れ木のような肉体
坂口 安吾 / オモチャ箱・狂人遺書 amazon
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太っているくせに軽くはずむ鞠のような身体
円地 文子 / 朱(あけ)を奪うもの amazon
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母はすぐ落ち込んだり、口ではいろいろ言うが、風にしなる柳の枝のように強かった。泣きながらも眠る前にはパックをしたり、食欲がないと言って夕食を抜いても夜中ひとりでお茶漬を食べているような、情けないくらい丈夫な心を持っていた。
吉本ばなな / うたかた「うたかた/サンクチュアリ」に収録 amazon
(いろんな路線が入り乱れていて)まさに迷宮だ。通勤ラッシュの時刻にはその迷宮は人の海になる。海は泡立ち、逆巻き、咆哮し、入り口と出口をめがけて殺到する。乗り換えのために移動する人々の流れがあちこちで錯綜し、そこに危険な渦が生まれる。どんな偉大な預言者をもってしても、そのような荒々しく逆巻く海を二つに分かつことは不可能だろう。
村上 春樹 / 色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 amazon
細ながい狐のような顔
遠藤 周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録 amazon
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