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テーブルには、ボトルから垂れた水が丸いあとを残している。それが、彼方の夜空の三日月の、幾らかかたちを崩した模倣のように見えた。
平野啓一郎「ある男」に収録 ページ位置:14% 作品を確認(amazon)
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雨だれ・しずく・水滴
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前後の文章を含んだ引用
......恭一の主張通り、殺人事件などという話になれば、刑事事件が得意な事務所の同僚にでも相談するしかないが。…… あと一杯だけと、彼は三杯目のウォッカをグラスに注いだ。テーブルには、ボトルから垂れた水が丸いあとを残している。それが、彼方の夜空の三日月の、幾らかかたちを崩した模倣のように見えた。 彼は、幼い子供にまださほど高齢でもない父親、それに若い夫と、三人もの家族を立て続けに失った里枝の境遇を想った。 大きな目の、一見、少女風の彼女の顔容が脳裡に浮......
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三日月・朏(みかづき)
夜空(よぞら)
三日月・朏・・・陰暦で、その月の三日前後の夜に出る、弓形の細い月。また、その形。月齢2日あたりの月(月齢は0から始まるので、陰暦3日は月齢2日になる)。広義には、月の終わりのころの細い月も指す。細い形が眉に例えられることも多い。「朏」は、「初めて姿が見え出した月」が語源。
夜空・・・夜の空。
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