博士は顔を上げる。老眼鏡が小鼻のところまでずり落ちている。
小川洋子「博士の愛した数式 (新潮文庫)」に収録 ページ位置:79% 作品を確認(amazon)
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眼鏡をかけた目
顔を上げる
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前後の文章を含んだ引用
......ま、ルートが声を掛ける。あまりの暑さに我慢できず、ランニング一枚に、パンツしかはいていない。さっきプールから帰ってきたばかりで、まだ髪が湿っている。「何だね」 博士は顔を上げる。老眼鏡が小鼻のところまでずり落ちている。「塁打って何?」「安打で奪った塁数のことだよ。シングルヒットなら1、二塁打なら2、三塁打なら3。だから、ホームランなら……」「4だ」「正解」 博士は心からうれし......
単語の意味
老眼(ろうがん)
小鼻(こばな)
老眼・・・1.年をとって、目の水晶体の弾性が失われて調節力が弱まり、近くのものが見えにくくなること。近くにピントが合わせづらくなり、小さな文字が読みづらくなること。また、その目。老視(ろうし)。
2.老人の目。
2.老人の目。
小鼻・・・鼻の穴の外側の丸くふくらんでいる部分。鼻柱の左右のふくらみのところ。鼻翼(びよく)。
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人を脅すためにつくられたような、太い真っ黒な縁の眼鏡をかけている。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 1 amazon
いかにも理系っぽい細いフレームの眼鏡をかけて、マス目柄のボタンシャツを着た、シューベルトをもうちょっと太らせて日を当てずに育てた外見の男の子
綿矢 りさ / 亜美ちゃんは美人「かわいそうだね? (文春文庫)」に収録 amazon
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ただの気さくな日本人のおばさんなんだけれど、目が違った。彼女は深くて遠くて静かなみずうみみたいな目をしていた。真っ黒な空に光る星みたいだった。
よしもとばなな / まぼろしハワイ「まぼろしハワイ」に収録 amazon
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馬のように大きな胴震い
太宰治 / 走れメロス
回転扉の連続運動のように繰り返す
長野 まゆみ / 銀木犀 amazon
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