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軀 の 芯 のところから、ふつふつと湯がたぎるようにたかぶってくる。
向田邦子 / 花の名前「思い出トランプ(新潮文庫)」に収録 ページ位置:87% 作品を確認(amazon)
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怒る・いかり
気持ちが高まる・こみ上げる
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......も知っている筈の常子は、結局なにも判らず、コーヒー代をつわ子と割り勘で払って帰って来た。 その夜、夫も子供たちも帰りが遅かった。 ひとりで茶の間に坐っていると、軀の芯のところから、ふつふつと湯がたぎるようにたかぶってくる。「おれは不具だ」と言い、「教えてください」「お前のおかげだ」と畳に手をついたのは、あれは何だったのか。 日記帖についた夫の符牒には、どういう気持がこめられていた......
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怒る・いかりの表現・描写・類語(怒りのカテゴリ)の一覧 ランダム5
むらッと燃えながら
吉川英治 / 銀河まつり
愛子は、次々と湧き出てくる怒りを手なずけられない自分に苛立ちもした
朝井 リョウ「武道館 (文春文庫)」に収録 amazon
体の奥から、黒い残酷な感情が 湧いてくる
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
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気持ちが高まる・こみ上げるの表現・描写・類語(興奮・気持ちが高ぶるのカテゴリ)の一覧 ランダム5
傷口に血が薄っすらと浮かび上がるかのように、足元から馴染みの薄い感情が沁み込んでくるのを感じた。
伊坂 幸太郎 / グラスホッパー amazon
腹のなかに、掻きたてられたまま鎮まらない火照りがとぐろを巻いている。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
胸の奥底にある濃くて熱い液体が泡立つ。ひとつの宇宙が体に入ってくる。体内で命を持ってしまう。
吉本 ばなな「N・P (角川文庫)」に収録 amazon
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「怒り」カテゴリからランダム5
声がひどく震えていた。まるで波に揺れているようだった。
吉田修一「悪人」に収録 amazon
「興奮・気持ちが高ぶる」カテゴリからランダム5
未知の、未来への期待だけでできた細胞が、ガンのように脳に広がった。
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 amazon
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