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平家蟹のような人の好い顔つきで笑う
壷井 栄 / 大根の葉 (1960年) 作品を確認(amazon)
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笑顔
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単語の意味
良い顔・好い顔(いいかお)
顔付き(かおつき)
蟹(かに)
良い顔・好い顔・・・1.機嫌のいい顔。好意的な態度を表している顔。
2.特定の地域や分野で特に信用や力があること。多少の無理は押し通せる立場。また、その人。有力者。顔きき。顔役。
2.特定の地域や分野で特に信用や力があること。多少の無理は押し通せる立場。また、その人。有力者。顔きき。顔役。
蟹・・・エビ目(十脚類)カニ亜目(短尾類)の甲殻類の総称。水中や水辺にすむ。5対の足のうち第1対は鋏(はさみ)となっていて、捕食に役立つ。横向きに歩行するのが一般的であるが、前向きに歩く種も少なくない。食用。
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口の端を歪めた独特の笑顔
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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うふと気味の悪い胃弱性の笑を洩 らした
夏目漱石 / 吾輩は猫である
八の字眉を極限まで下げてにやにやする
荻野 アンナ / 背負い水 amazon
紙のように顔を皺くちゃにして笑っていました。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
ホトトギスの声をもっと陽気にしたような声で笑って
木山 捷平 / 長春五馬路 amazon
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どこにも入れられない私の気持ちに、テラテラまがいものの艶ぶきをかけて笑いかける
林芙美子 / 新版 放浪記
嘲りを含んだ意地わるい笑い
野間宏 / 崩解感覚「暗い絵・顔の中の赤い月 (講談社文芸文庫)」に収録 amazon
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ばつを合せるようにきゃあきゃあと癇高 く笑った。
岡本かの子 / 雛妓
勝ち誇ったような微笑をつくってみせた。つくりながら人間というものはどういう事態になっても虚栄心から抜けきれぬとふと思った。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
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