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ハシゴをあがる・さがるの表現・描写・類語(動作・仕草・クセのカテゴリ)の一覧 ランダム5
帯のような鉄梯子(てつはしご)
徳永 直 / 太陽のない街 amazon
長い梯子を立てると、するすると蛇のように屋根へ上って行った。
藤森成吉 / 雲雀 amazon
猿のように格子に手をかけて登りついた。
坪田 譲治 / 風の中の子供 amazon
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まずこちらの話を聞いてくれ、と。しかし声は出てこなかった。声帯を震わせるだけの空気がそこにはもうなかったし、舌も喉の奥で石のように固まったままだ。気管は今では隙間なく塞がれていた。空気は一切入ってこない。肺は新鮮な酸素を死にものぐるいで求めていたが、そんなものはどこにも見当たらない。身体と意識が分割されていく感覚があった。身体が寝袋の中でのたうち続けている一方、彼の意識はどろりとした重い空気の層に引きずり込まれていった。両手と両足が急速に感覚を失っていった。なぜだと彼は薄れていく意識の中で問いかけた。なぜ俺がこんなみっともないところで、こんなみっともない格好で死んでいかなくてはならないんだ。もちろん答えはない。やがて辺縁を持たぬ暗闇が天井から降りて、すべてを包んだ。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 3 amazon
夜どおし泣く
森鴎外 / 高瀬舟
(海に浸かって抱き合う)わたしたちは波間に揺れる一対の 葦 のようになりながら抱き合った。
小池真理子「愛するということ (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
弾丸が砲手の一人の手中を離れて、風を切って飛んで行く
夏目漱石 / 吾輩は猫である
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