流れの底のような 凸凹 路
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 ページ位置:87% 作品を確認(amazon)
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山道・峠道
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前後の文章を含んだ引用
......面で、空は晴れ、秋のような星がその上に沢山光っていた。路傍に風雨に晒された角材の道しるべが少し傾いて立っていた。それが登山口で、両方から萱の葉先の被いかぶさった流れの底のような凸凹路を、皆は一列になって、「六根清浄、お山は晴天」こんな事をいいながら、身体を左右に振りながら登って行った。前に四人、後ろに二人いると、皆と同じ速さで歩かないわけに......
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山道・峠道の表現・描写・類語(道・道路のカテゴリ)の一覧 ランダム5
山の裾を切り取るようにして、路が細い帯のように捲く
佐多 稲子 / 素足の娘 amazon
どうして我々のバスが峠の上でもう一台のバスが来るのを待っていたかといいう理由はすぐに明らかになった。山を少し下ったあたりから道幅が急に狭くなっていて二台の大型バスがすれちがうのはまったく不可能だったからだ。バスは何台かのライトバンや乗用車とすれちがったが、そのたびにどちらかがバックして、カーブのふくらみにぴったりと身を寄せなくてはならなかった。
村上 春樹 / ノルウェイの森 上 amazon
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道は大きくうねっていて、時々視界が開けると、遥か遠くの下方に、先ほど通ったらしい道が見えた。
平野啓一郎「ある男」に収録 amazon
足が凍った土にとられて、スッテンコロリンと転がった
沢村貞子 / 貝のうた amazon
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