TOP > 人物表現 > 服装・身なり > 脱ぎ捨てられた(無造作に丸まった)服
野呂が帰った後で、わたしは床に脱ぎ捨てられていた、新品同様の下着をしげしげと見下ろし、急に可笑しくなって一人で笑った。それはわたしの胸やお尻の形をした、言わばわたしの脱け殻のように見えた。
小池真理子「愛するということ (幻冬舎文庫)」に収録 ページ位置:29% 作品を確認(amazon)
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セックスのあと
下着・肌着
脱ぎ捨てられた(無造作に丸まった)服
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前後の文章を含んだ引用
......しみにしていたのに、気がつくとブラもショーツもすぐに脱がされ、わたしは裸になっていた。野呂がその、苺色をした高級ブラとショーツを目にしたのはわずか数秒だった。 野呂が帰った後で、わたしは床に脱ぎ捨てられていた、新品同様の下着をしげしげと見下ろし、急に可笑しくなって一人で笑った。それはわたしの胸やお尻の形をした、言わばわたしの脱け殻のように見えた。 男を愛する、というのはこういうことを言うのかもしれない、とわたしは思った。 人は人を愛する時、いつもどこかで本当の自分、飾り気のない自分をさらけ出してしまうの......
単語の意味
胸(むね)
尻・臀・後(しり)
尻・臀・後・・・1.腰のうしろ下部で、肉が豊かについている部位。座るときや腰をかけるときに下に位置するところ。肛門(こうもん)と尾てい骨がある辺り。尻(けつ)。臀部(でんぶ)。御居処(おいど)。
2.衣服の1にあたる部分。「ズボンの尻」
3.和服の腰から下の、裾(すそ)のほうの部分。
4.物事や長く続いているモノの、後方や一番あと。終わりの部分。しまい。最後。末端(まったん)。結果。
5.容器の外側の底の部分。また、果物の底部。「鍋の尻」
2.衣服の1にあたる部分。「ズボンの尻」
3.和服の腰から下の、裾(すそ)のほうの部分。
4.物事や長く続いているモノの、後方や一番あと。終わりの部分。しまい。最後。末端(まったん)。結果。
5.容器の外側の底の部分。また、果物の底部。「鍋の尻」
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身体を離してから、息がおさまるのを待つ間にそのまま眠り込んでしまうことが多い。こもった熱を全身の毛穴からゆっくり放散させながら、怠惰に過ごすこの時間が十和子は好きだ。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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(新しい下着は)彼女の体を蘇生した皮膚のように包んでいる
山田詠美「新装版 ハーレムワールド (講談社文庫)」に収録 amazon
リボンを少し引っ張るだけではらりとほどけそうな儚い印象なのに色は真っ赤な紐パン。
綿矢 りさ / かわいそうだね?「かわいそうだね? (文春文庫)」に収録 amazon
まるでポールダンスをする踊り子が身に着けるような下着
綿矢 りさ / かわいそうだね?「かわいそうだね? (文春文庫)」に収録 amazon
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脱ぎ捨てられた(無造作に丸まった)服の表現・描写・類語(服装・身なりのカテゴリ)の一覧 ランダム5
脱ぎ散らかされた背広のズボンとワイシャツが、まだどこか人の形を残しながら放置されている。
本谷 有希子 / 異類婚姻譚 amazon
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袖口も、襟 もとも垢 でぴかぴか光っている。いっそ裸で歩きたい位だ。
林芙美子 / 新版 放浪記
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抱きつかれてキスされて、キスを返した。
吉本 ばなな「アムリタ(上) (新潮文庫)」に収録 amazon
その頃私は、人妻との長い大変な恋愛が終わったばかりで、しかもふられたのでかなり疲れ果てていてとても色恋に向けるエネルギーなんてなかった
吉本 ばなな / とかげ「とかげ (新潮文庫)」に収録 amazon
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