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喧嘩をする勢で、むっくと刎 ね起きた
夏目漱石 / 吾輩は猫である ページ位置:77% 作品を確認(青空文庫)
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起き上がる・飛び起きる
勢いよく
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前後の文章を含んだ引用
......ば執着がなくて、心機 がむやみに転ずるのだろうが、これを俗語に翻訳してやさしく云えば奥行のない、薄 っ片 の、鼻 っ張 だけ強いだだっ子である。すでにだだっ子である以上は、喧嘩をする勢で、むっくと刎 ね起きた主人が急に気をかえて袋戸 の腸を読みにかかるのももっともと云わねばなるまい。第一に眼にとまったのが伊藤博文の逆 か立 ちである。上を見ると明治十一年九月廿八日とある。......
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起き上がる・飛び起きるの表現・描写・類語(動作・仕草・クセのカテゴリ)の一覧 ランダム5
からだを尺取り虫のようにして起き上がろうとする
小林 多喜二 / 蟹工船 一九二八・三・一五 amazon
生まれたての小鹿が初めて立ち上がるように身を起こす
有吉 佐和子 / 三婆 amazon
寝たっきりなので、体をもち上げるとポキポキ骨が鳴ってくる。
林芙美子 / 新版 放浪記
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芥川龍之介 / 芋粥
「時間・スピード」カテゴリからランダム5
風のように飛んで帰ってきました。
宮沢賢治 / 鹿踊りのはじまり
もうずいぶんとバスに揺られていた気がするけれど、時計を見ると十五分と経っていない。
朝井 リョウ / ひーちゃんは線香花火「もういちど生まれる (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
(電話の時報)時報を聞くのが僕は好きだった。そこはどこまでも果てしのない、何ものにも乱される恐れのない、安定した世界だった。たとえ僕がクシャミをしても、お姉さんは迷惑そうな様子さえ見せず、ひたすら時刻を知らせ続ける。一秒ごとに刻まれる歯車の船の 舳先 に立ち、次々と誕生する新たな時刻を、まっさらな海面に向かって宣告する。大変な重労働だと思われるのに、口調は滑らかだ。
小川 洋子 / 先回りローバ「口笛の上手な白雪姫」に収録 amazon
時間の流れに身を委ねていても、時折、波のように感傷が襲ってくる。
小池真理子「愛するということ (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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