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何とも知れない鳥の声が、瀬戸物の破片を擦り合すような鋭い叫声を立てている。
岡本かの子 / 東海道五十三次 ページ位置:41% 作品を確認(青空文庫)
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山道・峠道 鳥のさえずり(鳴き声)
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前後の文章を含んだ引用
......をくねって通って行く道は、ときどき梢の葉の密閉を受け、行手が小暗くなる。そういうところへ来ると空気はひやりとして、右側にはしっている瀬川の音が急に音を高めて来る。何とも知れない鳥の声が、瀬戸物の破片を擦り合すような鋭い叫声を立てている。  私は芝居で見る黙阿弥もくあみ作の「蔦紅葉宇都谷峠つたもみじうつのやとうげ」のあの文弥殺しの場面を憶い起して、婚約中の男女の初旅にしては主人はあまりに甘くない舞台を選んだものだと私は少しおびえな......
単語の意味
叫声(きょうせい)
叫声・・・叫(さけ)び声。
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峠をのぼりきった途端に、突如、上高地の美しい展望がひらける
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フルートの高音部のような音色で啼く鳥
村上 春樹 / ダンス・ダンス・ダンス(上) amazon
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