右の手をポッケットに突っ込んで、靴 の爪先 で待ちどおしそうに敷き石をたたいていた
有島武郎 / 或る女(前編) ページ位置:1% 作品を確認(青空文庫)
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待つ
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前後の文章を含んだ引用
......青年が物慣れない処女 のようにはにかんで、しかも自分ながら自分を怒 っているのが葉子にはおもしろくながめやられた。 いちばん近い二等車の昇降口の所に立っていた車掌は右の手をポッケットに突っ込んで、靴 の爪先 で待ちどおしそうに敷き石をたたいていたが、葉子がデッキに足を踏み入れると、いきなり耳をつんざくばかりに呼び子を鳴らした。そして青年(青年は名を古藤 といった)が葉子に続いて飛び乗った時には、機関車の応......
単語の意味
爪先(つまさき)
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「バーゲンの時って店がもう一杯でしょ。だから、彼女が服を選んでいる間、少し離れたところで彼氏たちが待ってるの。そのね、途方に暮れたような、飼い主を待つ犬のような姿がね、もう可哀想で可哀想で」
伊坂 幸太郎 / 砂漠 amazon
シャツを着たお父さんがしょんぼり煙草をふかして私を待っていた
林芙美子 / 新版 放浪記
頬がこけるほど待ち続けて
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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記事を片隅からガリガリ物を噛むような調子で読み出した。
石坂 洋次郎 / 若い人 amazon
口笛を嚠喨 と吹いた。
岡本かの子 / 巴里祭
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