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百年以上もこのままになっているという建物
吉川英治 / 銀河まつり ページ位置:64% 作品を確認(青空文庫)
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廃墟・廃屋・瓦礫の山
古い建物の佇まい
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前後の文章を含んだ引用
......って、ひとりの男が、向うへ行く。 見たような男だが―― 慎吾は、先へ廻って、旧陣屋の土塀の蔭にかくれていた。塀の崩れ目は雑草の中に沈んで、また向うへ続いている。百年以上もこのままになっているという建物の真っ黒な棟がその間から見えた。 「おや?」 慎吾は目をみはった。 今その中へ、あたりを見ながら、犬のように這いこんだ男は、七之助にちがいない。七! と思うと、彼......
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廃墟・廃屋・瓦礫の山の表現・描写・類語(家・建物のカテゴリ)の一覧 ランダム5
ほとんどの窓は錆付いたようにぴったりと閉じられ、わずかに開いた窓からは色あせたカーテンがのぞいていた。
小川 洋子 / ドミトリイ「妊娠カレンダー (文春文庫)」に収録 amazon
古自動車の解体された残骸が、近代の戦場のような無残な姿をさらす
レイモンド チャンドラー / 湖中の女 amazon
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なんだかチョンマゲをつけて歩いているようだ
池波 正太郎「むかしの味 (新潮文庫)」に収録 amazon
保存的価値のある建築
岡本かの子 / 巴里のキャフェ
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倉庫のひとつひとつはかなり古びていて、煉瓦と煉瓦の間には深い緑色の滑らかな苔がしっかりと貼りついている。高く暗い窓には頑丈そうな鉄格子がはめられ、重く錆びついた扉のそれぞれには貿易会社の表札がかかっていた。
村上春樹「風の歌を聴け (講談社文庫)」に収録 amazon
(ひと気もなく昼間でも薄暗い場所)この一角に足を踏み入れると、時間の歩みが少しばかり遅くなったような気さえする。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 1 amazon
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