(樫の木の)連続した枝は一枚の霞網のように手入れされ
打木村治 / トルストイ・サロン
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枝
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単語の意味
霞網(かすみあみ)
霞網・・・渡り鳥の通路に張って鳥を捕らえる張り網。鳥の目には見えにくい細い糸で作られており、少し離れると霞のように見える。
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枝の表現・描写・類語(植物のカテゴリ)の一覧 ランダム5
裁ち落とされた小枝の切り口の白さが、細かな花を散らしたように映る
高井 有一 / 夜の蟻 amazon
幹の中途からいきなり八方へ炸裂したように、苛立たしさ剥き出しの枝
古井 由吉 / 弟「古井由吉自撰作品 2 水/櫛の火 (古井由吉自撰作品【全8巻】)」に収録 amazon
竹は苦しい呼吸をするように小さな枝が一つずつぴらりぴらりと動いて
長塚 節 / 土 amazon
月をつかみ取るようなかっこうに、杉の枝が空に伸びる
長崎 源之助 / ゲンのいた谷 amazon
銀色の雨しぶきの中で、木々の梢が海藻のように揺れ動く
遠藤 周作 / 沈黙 amazon
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「植物」カテゴリからランダム5
小石を拾うと森の中へ投げ込んだ。森は数枚の柏の葉から月光を払い落して呟 いた。
横光利一 / 日輪
空に緑のレース模様を広げる欅(けやき)の枝の若い葉
落合 恵子 / センチメンタル・シティ amazon
雲のように棚曳 いた対岸の芒の波
横光利一 / 日輪
天に梢を差し伸べた樹々によって区切られた静かな空のひろがり
永井 路子 / 朱なる十字架 amazon
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