日本語表現インフォ > 風景表現 > 植物 > 薄(すすき)・萱(かや)
薄(すすき)・萱(かや)の表現・描写・類語
すすきが白い火のように揺れて光る
宮沢 賢治 / 鹿踊りのはじまり amazon
すすきがまっ白に光って波をたてる
宮沢 賢治 / 鹿踊りのはじまり amazon
芒(すすき)が馬の鬣(たてがみ)のように丘の頂上まで匍(は)い上る
大岡 昇平 / 野火 amazon
芒の硬直な葉が空を刺そうとして立つ
長塚 節 / 土 amazon
萱(かや)が一面に生え、尾花の末が日に光る
国木田 独歩 / 武蔵野 amazon
鹿の通った後のすすきが、静かな湖に水脈(みお)ように、いつまでもぎらぎら光る
宮沢 賢治 / 鹿踊りのはじまり amazon
薄の穂が銀(しろがね)のように日影に光る
田山 花袋 / 田舎教師 amazon
(糸薄は)細い葉が一株ずつ美しく噴水のような形に拡がっていた。
川端 康成 / 雪国 amazon
穂は何を騒ぐのかと訝るように少し俯目に見おろしている。
長塚 節 / 土 amazon
いちめん銀 や貝殻 でこさえたようなすすきの穂 がゆれた
宮沢賢治 / 銀河鉄道の夜 青空文庫
羽毛の畑のような芒の穂波
横光利一 / 日輪 青空文庫
雲のように棚曳 いた対岸の芒の波
横光利一 / 日輪 青空文庫
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