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銀のすすきの波をわけ、かがやく夕陽 の流れをみだしてはるかにはるかに遁 げて行き、そのとおったあとのすすきは静かな湖の水脈 のようにいつまでもぎらぎら光って居りました。
※備考※ 夕陽を浴びたすすきをかき分けて鹿が逃げる描写
宮沢賢治 / 鹿踊りのはじまり ページ位置:97% 作品を確認(青空文庫)
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夕方
薄(すすき)・萱(かや)
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前後の文章を含んだ引用
......びながらすすきのかげから飛び出しました。 鹿はおどろいて一度に竿 のように立ちあがり、それからはやてに吹 かれた木の葉のように、からだを斜 めにして逃 げ出しました。銀のすすきの波をわけ、かがやく夕陽 の流れをみだしてはるかにはるかに遁 げて行き、そのとおったあとのすすきは静かな湖の水脈 のようにいつまでもぎらぎら光って居りました。 そこで嘉十はちょっとにが笑いをしながら、泥のついて穴のあいた手拭 をひろってじぶんもまた西の方へ歩きはじめたのです。 それから、そうそう、苔 の野原の夕陽の中......
単語の意味
夕日・夕陽(ゆうひ)
銀(ぎん)
夕日・夕陽・・・夕方の太陽。入り日(いりひ)。
銀・・・1.金属元素のひとつ。元素記号Ag、原子番号47。金よりわずかに軽く、白く光って美しい艶(つや)をもつ金属。金属中最も熱と電気の伝導性が高い。空気中では酸化しないが、硫黄の化合物にあうと黒色に変わる。
2.銀メダルの略。
3.銀色の略。しろがね色。
4.将棋の、銀将の略。
2.銀メダルの略。
3.銀色の略。しろがね色。
4.将棋の、銀将の略。
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小川洋子 / 揚羽蝶が壊れる時「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
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薄(すすき)・萱(かや)の表現・描写・類語(植物のカテゴリ)の一覧 ランダム5
薄の穂が銀(しろがね)のように日影に光る
田山 花袋 / 田舎教師 amazon
いちめん銀 や貝殻 でこさえたようなすすきの穂 がゆれた
宮沢賢治 / 銀河鉄道の夜
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深い草叢が細道を包み込んでいた。
宮本 輝 / 螢川「螢川・泥の河(新潮文庫)」に収録 amazon
青苔が、庭石にも樹立ちにも、染めつけたようにベッタリ生えて
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渡辺 淳一 / 白き旅立ち amazon
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