苔(コケ)の表現・描写・類語
八つ手の樹の根本にうすく苔が繁茂し、蒼い毛氈(もうせん)のように光っている
高橋 和巳 / 捨子物語 amazon
かすかに苔のにおいのするじめじめとした空気の澱(よど)み
三田 誠広 / 僕って何 amazon
(苔は)印象派の画布を見るよう
島崎 藤村 / 新生 amazon
(苔は)枯葉のようにかさかさしていた。
後藤 明生 / 吉野大夫 amazon
(ゼニゴケ)テラテラと青光りて、鱗のように重なりひしめき
尾崎 一雄 / まぼろしの記 amazon
底の水苔を味噌汁のように煽(おだ)てて、幽かな色の、小さな鮒子がむらむらと浮き上る。
鈴木 三重吉 / 千鳥 amazon
瓶子を摑む。持ち上げる時に、かすかな抵抗と、ベリ、という乾いた音がする。苔が根を張っていたのだ。
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 amazon
あと 8 個の表現が登録されています
ログインして全部見る
ログインして全部見る
同じカテゴリの表現一覧
植物 の表現の一覧
風景表現 大カテゴリ