(ゼニゴケ)テラテラと青光りて、鱗のように重なりひしめき
尾崎 一雄 / まぼろしの記 作品を確認(amazon)
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苔(コケ)
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単語の意味
てらてら
青光り(あおびかり)
てらてら・・・1.物の表面が脂ぎったように光っているさま。つやつや。
2.月や太陽などが光り輝くさま。
2.月や太陽などが光り輝くさま。
青光り・・・青く光るさま。青みを帯びた光沢。
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苔(コケ)の表現・描写・類語(植物のカテゴリ)の一覧 ランダム5
底の水苔を味噌汁のように煽(おだ)てて、幽かな色の、小さな鮒子がむらむらと浮き上る。
鈴木 三重吉 / 千鳥 amazon
じめじめした苔が、湿った綿の上を歩くような心持ちにさせる
志賀 直哉 / 志賀直哉小説選〈1〉 amazon
(苔は)印象派の画布を見るよう
島崎 藤村 / 新生 amazon
冷たい楓 の肌を見ていると、ひぜんのようについている蘚 の模様が美しく見えた。
梶井基次郎 / 城のある町にて
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「植物」カテゴリからランダム5
植え込みのところに蒲公英の花があった。小さな黄色い花弁は、疲れを恐れず、はしゃぐだけはしゃぎ、くたっとそのまま眠り込んだ子供のような、あどけない生命力を感じさせる。地味な緑色をした茎がそれを、よろよろしながら支えている。黄色の小花を包む、緑の皮、その皮の下部が垂れ下がっている。セイヨウタンポポだ。
伊坂 幸太郎 / マリアビートル amazon
濁った朝焼けの空を、樹々の梢がやたらにかきまわして騒ぐ
永井 龍男 / コチャバンバ行き amazon
(花を生ける)口の広い陶器の花瓶をダイニングテーブルに持ってきた。そこに水をため、オアシスを馴染ませる。百合や蘭などの大きな花を中心に挿し、白、黄、紫の菊をバランスよく混ぜていく。隙間をカスミソウで埋めてやると、なかなか華やかに出来上がった。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
(白樺はよく燃える)白樺の皮へ火をつけると、ぬれたままカンテラの油煙のような真っ黒な煙を立ててボウボウ燃える
志賀 直哉 / 焚火 (1953年) amazon
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