口腔の粘膜いっぱいに粉っぽくざらざらしたとどこおりを感じながら、すでに冷たく汗ばんでいる馬鈴薯を食べつづけた
大江健三郎 / 芽むしり仔撃ち 作品を確認(amazon)
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喉の渇き・水分が足りない
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単語の意味
口腔(こうこう・こうくう)
口腔・・・口の中の空間。上あごと舌との間の空間。口から喉(のど)に至る部分。「腔」は、「体内で空になっている所」をあらわす字。
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喉の渇き・水分が足りないの表現・描写・類語(その他の気分のカテゴリ)の一覧 ランダム5
サハラ砂漠のように口の中がカラカラ
井上 ひさし / モッキンポット師ふたたび amazon
咽喉が酒に対する欲求をうったえているのを感じた。
野間 宏 / 残像「暗い絵・顔の中の赤い月 (講談社文芸文庫)」に収録 amazon
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「その他の気分」カテゴリからランダム5
君は漁夫たちとひざをならべて、同じ握り飯を口に運びながら、心だけはまるで異邦人のように隔たってこんなことを思い出す。
有島武郎 / 生まれいずる悩み
くる日もくる日も、武内は決して酔えない酒を飲んで暮らした。
宮本 輝「道頓堀川(新潮文庫)」に収録 amazon
「緊張」カテゴリからランダム5
断水になっていた水道の水が久しぶりに空気をおしのけて出てくるときのように、(言葉が)うまく出てくれない
小島 信夫 / アメリカン・スクール amazon
緊張し始め、足と手がバラバラに動く、できそこないのロボットのよう
池井戸 潤「民王 (文春文庫)」に収録 amazon
汗が額からまぶたに流れ落ち、真珠のようにぶらさがる
中上 健次 / 枯木灘 amazon
女は。 竦 んだきりだった。 まるで、凍った花みたい。
吉川英治 / 雲霧閻魔帳
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