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びゅっと、風の立つような勢いで、一角は後へ跳んで
※備考※ 一角は人名
吉川英治 / 無宿人国記 ページ位置:87% 作品を確認(青空文庫)
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跳ねる・跳び上がる・ジャンプ
勢いよく
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前後の文章を含んだ引用
......、丈八は、柄 がしらで、一角の小手を突いたが、とたんに、足が浮いた。――投げ――食ったな――と宙で感じると、逆さまに見える敵の影を、 (おのれっ!) と、払ッた。 びゅっと、風の立つような勢いで、一角は後へ跳んでいた。でも、切っ尖は、彼の睫毛 から、三寸とは、離れていなかった。 とたんに丈八は、見事に五体を、抛られていたのである。本能的に、刀だけは、ぴたっと、前へかまえて......
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(風で)逃げていく紙屑を拾おうとして蛙のように低く飛び跳ねる私
綿矢 りさ / 蹴りたい背中 amazon
ばねのように膝をのばして跳び上った。
安部 公房 / 他人の顔 amazon
落葉のような軽やかさでガードレールを越える
浅田次郎 / 伽羅「鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫)」に収録 amazon
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勢いよくの表現・描写・類語(時間・スピードのカテゴリ)の一覧 ランダム5
宮沢賢治 / セロ弾きのゴーシュ
旅順陥落の号外を知らせに来たほどの勢を示す。
夏目漱石 / 吾輩は猫である
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ぺたりと畳に平蜘蛛のようにお辞儀をした
今 東光 / 夜の客「日本文学全集〈第59〉今東光・今日出海集 (1969年)お吟さま 痩せた花嫁 鶏頭 夜の客 他 山中放浪 天皇の帽子 他」に収録 amazon
溝の中に吐いた。壁に左手をつき、右手の指を喉の奥へ突っ込むと、すぐに腹の筋肉が痙攣して生暖い液体が出てくる。胸や腹が波を打つたびに、喉と口に酸っぱい塊が溜まり、舌で押すと、歯茎を痺れさせて水の中へボトボト落ちていく。
村上 龍 / 限りなく透明に近いブルー amazon
私は抱きしめた。 睦子は小さくて柔らかくて、こわれないように力をおさえなければならなかった。
山田太一「飛ぶ夢をしばらく見ない」に収録 amazon
満足を与へるやうな、相槌
芥川龍之介 / 芋粥
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宿屋きめずに草鞋 を脱ぐ
有島武郎 / 或る女
ずっと昔に死んでしまった時間の断片
村上 春樹 / 1973年のピンボール amazon
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