TOP > 感覚表現 > 時間・スピード > 時間の見当

TOP > 風景表現 > 雪・霜・あられ >


カテゴリ検索 単語の意味
灰白色の空を背に、音もなく一定のテンポで続く雪の落下が、やがて蒔野の時間感覚を乗っ取っていった。
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 ページ位置:8% 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
時間の見当
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......いた。 代々木公園に隣接していて、窓からの景色は、四階まで高いヒマラヤスギに覆われている。その濃緑の枝をたわませながら、雪は器用にその先端にまで積もっている。 灰白色の空を背に、音もなく一定のテンポで続く雪の落下が、やがて蒔野の時間感覚を乗っ取っていった。 こんな日でも、遠くから微かに建設現場の作業音が聞こえていた。それ以外は、強風にした暖房の音と、組み替える足の衣擦れや小さな溜息、歯の隙間で鳴る唾液の響きなど、......
単語の意味
灰白色(かいはくしょく・はいはくしょく)
背(せ)
灰白色・・・灰色がかった白。灰白(はいじろ)。
・・・1.背中。動物の胴体の背骨のある側。胸や腹と反対の面で、両肩の間から腰のあたりまでの部分。背面。
2 物の後ろ側。背面。
3.立っているものの、高さ。
ここに意味を表示
時間の見当の表現・描写・類語(時間・スピードのカテゴリ)の一覧 ランダム5
下で三時の鳩時計が鳴っている。
林芙美子 / 新版 放浪記
このカテゴリを全部見る
雪の表現・描写・類語(雪・霜・あられのカテゴリ)の一覧 ランダム5
このカテゴリを全部見る
「雪・霜・あられ」カテゴリからランダム5
だんだん霜は鋭くなってきた。
梶井基次郎 / 冬の日
大看板が、小降りになった雪の中で煙っていた。
宮本 輝 / 螢川「螢川・泥の河(新潮文庫)」に収録 amazon
「時間・スピード」カテゴリからランダム5
きょとんとするほど速かった。
吉本 ばなな「アムリタ(上) (新潮文庫)」に収録 amazon
カテゴリ検索 単語の意味
同じカテゴリの表現一覧
雪・霜・あられ の表現の一覧 
時間・スピード の表現の一覧 
風景表現 大カテゴリ
表現の大区分