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(いい子を演じて孤独を抱える)強いライトに照らされた舞台に立てば、たとえ観客が何千人といても、その顔は暗くて見えない。 あんなに好かれて周りにたくさん人がいるのに孤独。
綿矢 りさ / 亜美ちゃんは美人「かわいそうだね? (文春文庫)」に収録 ページ位置:91% 作品を確認(amazon)
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従順・素直に従う・扱いやすい性格
いい子ぶる・猫をかぶる
孤独・一人ぼっち
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前後の文章を含んだ引用
......、亜美がどれだけの孤独を抱えていたかを。ギリシャ神話のミダス王のように、触れるものすべてが黄金に変わるのなら、好意のない冷たい瞳こそが宝物になるのかもしれない。強いライトに照らされた舞台に立てば、たとえ観客が何千人といても、その顔は暗くて見えない。 あんなに好かれて周りにたくさん人がいるのに孤独。わがままな私の友達。しかし私は唯一彼女に選ばれて、彼女の孤独を間近で見てきた。 なぜ私が選ばれたのか。 それは私が亜美を好きではなかったからだ。 さきほどの崇志......
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従順・素直に従う・扱いやすい性格の表現・描写・類語(性格・態度のカテゴリ)の一覧 ランダム5
女らしい意地悪さや嫉妬心の殆んどない素直な気質
円地 文子 / 朱を奪うもの amazon
従順一点張りの、灰色の幕のような女
岩田 豊雄 / 沙羅乙女「獅子文六作品集〈第4巻〉沙羅乙女・信子 (1958年)」に収録 amazon
従順という言葉にオッパイとお尻をくっつけたような、今のこの国じゃほとんど無形文化財に近いいい子だ
村上 龍 / 恋はいつも未知なもの amazon
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いい子ぶる・猫をかぶるの表現・描写・類語(心の交流・意思の疎通のカテゴリ)の一覧 ランダム5
あのしおらしい穏やかさは、十和子を欺くための仮面に過ぎないのだ。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
「ボス」の前だからだろう、悠木が入室した瞬間こそ怪訝な表情を見せたが、日ごろの癇癪玉が噓のような和やかな顔だ。
横山 秀夫「クライマーズ・ハイ (文春文庫)」に収録 amazon
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孤独・一人ぼっちの表現・描写・類語(寂しい・喪失感のカテゴリ)の一覧 ランダム5
孤独はどんどん肥(ふと)った、まるで豚のように。
三島 由紀夫 / 金閣寺 amazon
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「性格・態度」カテゴリからランダム5
女らしい意地悪さや嫉妬心の殆んどない素直な気質
円地 文子 / 朱を奪うもの amazon
弱き器のごとく妻を(大切に)扱う
川端 康成 / 掌の小説 amazon
「寂しい・喪失感」カテゴリからランダム5
寂しく孤独の殻 の中に引込まねばならなかった。
岡本かの子 / 金魚撩乱
このひととぼんやりそれを見ていたら、突如、変な感じがしてきた。外国に来ているような。すごくひとりぼっちなような。 むかし捨て猫を見てしまって、拾えないから見ない振りをして、夜中までその鳴き声が耳から抜けなかったこと。誰かが転校して、翌日に知らない子がその机にすわっちゃったとき。つきあっていた人と別れて、泣かなかったけれど、夕方の帰り道が真っ暗に見えたこと。今なら、電話すればまた会えるけど、それは無駄だけれど、そうしたくて、道がどんどん夜に侵されていって、苦しかった。 そんなことばかり思い出した。
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 amazon
何となく淋しくて何も手につかない気持ちになった。
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 amazon
岡本かの子 / 河明り
「心の交流・意思の疎通」カテゴリからランダム5
崩壊の穴はそのことから急速に拡がった。
松本 清張 / 真贋の森「松本清張ジャンル別作品集(3) 美術ミステリ (双葉文庫)」に収録 amazon
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