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微笑が泛 べられるように悠揚とした気になって
岡本かの子 / 河明り ページ位置:95% 作品を確認(青空文庫)
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微笑み・薄笑い
平気な顔
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前後の文章を含んだ引用
......なにおいがする。陸地に近づくと大きな蝶が二つ海の上を渡って来る。 「この絢爛 な退屈を何十度となく繰り返しているうち、僕はいつの間にか、娘のことを考えれば、何となく微笑が泛 べられるように悠揚とした気になって来ました。」娘のすることなすことを想像すると、いたいけな気がして、ただ、ほろりとする感じに浸れるだけに彼はなって来た。で、今まで嫌やだと感じる理由になっていた、......
単語の意味
悠揚(ゆうよう)
悠揚・・・ゆったりと落ち着いているさま。慌しくなく、ゆとりがあるさま。
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微笑み・薄笑いの表現・描写・類語(口・顎のカテゴリ)の一覧 ランダム5
ミュウはにっこりと微笑んだ。彼女が微笑むとそのあいだだけ、目尻に魅惑的な小さなしわが生まれた。
村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録 amazon
良家の若奥さまふうに上品に頰笑んでいた
阿刀田 高 / 来訪者「ナポレオン狂 (講談社文庫)」に収録 amazon
(宗教)勧誘員特有の、自信に満ちた粘っこい微笑み
小川 洋子 / 夕暮れの給食室と雨のプール「妊娠カレンダー (文春文庫)」に収録 amazon
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平気な顔の表現・描写・類語(表情・顔に表れた気持ちのカテゴリ)の一覧 ランダム5
なにか問題でも? というような涼しい顔
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 amazon
夏目漱石 / 吾輩は猫である
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「口・顎」カテゴリからランダム5
思いやりのない笑いかた
有島武郎 / 或る女
餌を待つ鳥の雛が嘴を開くかの如く、女は口を開き
伊坂 幸太郎 / マリアビートル amazon
「笑う・笑み」カテゴリからランダム5
「ハッハッ……」青年はそうだと云ってほがらかに哄笑 していた。
林芙美子 / 新版 放浪記
ミュウはにっこりと微笑んだ。彼女が微笑むとそのあいだだけ、目尻に魅惑的な小さなしわが生まれた。
村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録 amazon
口もとを般若のように裂いてにんまりと笑う
真継 伸彦 / 鮫 amazon
「表情・顔に表れた気持ち」カテゴリからランダム5
額の小鬢には疳 の筋がぴくりぴくり動いた。小鼻の皮肉な皺 は窪 まった。
岡本かの子 / 母子叙情
(厳しい表情)たとえるなら“〝人間に化けた悪魔がふと、これ以上なににも気を許してはいけないと自分をいましめるような”〟表情
吉本 ばなな / ムーンライト・シャドウ「キッチン (角川文庫)」に収録 amazon
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