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人気のない研究所の建物などというものは、臭いだとか、足音だとか、そんな木霊のたぐいだけが住んでいる、亡霊の館のようなものである。
安部 公房 / 他人の顔 作品を確認(amazon)
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暗い、不気味な雰囲気の家・建物
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単語の意味
木霊・谺(こだま)
木霊・谺・・・1.木に宿る霊。木の精霊。
2.(1が応えるものと考えられて)音や声が山や谷などの側面ぶつかって跳ね返ってきて聞こえる現象。山彦(やまびこ)。
2.(1が応えるものと考えられて)音や声が山や谷などの側面ぶつかって跳ね返ってきて聞こえる現象。山彦(やまびこ)。
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黴(かび)臭い家の中で人々が青い息をする
有吉 佐和子 / 華岡青洲の妻 amazon
軒燈にはきまったようにやもりがとまっていて
梶井基次郎 / ある崖上の感情
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離れは質素を通り越して見すぼらしかった。素っ気ないコンパクトな平屋造りで、止むを得ず渋々そこに建っているかのような気配を漂わせていた。その気配を覆い隠すためか、離れの周囲だけ、手入れをされていない樹木が伸び放題に茂っていた。玄関は日当たりが悪く、呼び鈴は壊れて鳴らなかった。
小川洋子「博士の愛した数式 (新潮文庫)」に収録 amazon
青い雑草が壁の破れからつき出ている共同便所
野間 宏 / 崩解感覚「暗い絵・顔の中の赤い月 (講談社文芸文庫)」に収録 amazon
一階部分が開放された大きな建物があった。これがピロティ。
朝井 リョウ / 破りたかったもののすべて「もういちど生まれる (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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