周囲の洋風な新しい家々とは違って、にな川の家は平屋の古い造りだった。鉄の門の向こうにはぬれぬれとした石畳が続いており、玄関の戸は引き戸で小さい。
綿矢 りさ / 蹴りたい背中 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
家の佇まい・外観
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
no data
単語の意味
石畳(いしだたみ)
鉄(てつ・くろがね)
石畳・・・平たい石を敷き詰めて舗装された道や場所。
鉄・・・1.金属元素のひとつ。元素記号Fe、原子番号26。銀色の金属。湿った空気中では錆(さび)を生じやすい。錆(さ)びると褐色になる。安価で加工しやすく最も利用価値の高い金属。
2.堅くて強いことのたとえ。「鉄の意志」
2.堅くて強いことのたとえ。「鉄の意志」
ここに意味を表示
家の佇まい・外観の表現・描写・類語(家・建物のカテゴリ)の一覧 ランダム5
やくような日の下に、渦を捲いて狂い出しそうな瓦の色
夏目 漱石 / 門 amazon
背の低い、しるしばかりの生垣
向田邦子 / 耳「思い出トランプ(新潮文庫)」に収録 amazon
地べたにへばりついたようなトンネル長屋
徳永 直 / 太陽のない街 amazon
このカテゴリを全部見る
「家・建物」カテゴリからランダム5
おやかたさんの家は、川から少し離れた高台に、山を背にして生えていた。まさに「生える」と言うにふさわしい、古くて重厚な日本家屋だ。
三浦 しをん「神去なあなあ日常 (徳間文庫)」に収録 amazon
線路の上まで白いしぶきのかかるあの蒼茫 たる町
林芙美子 / 新版 放浪記
同じカテゴリの表現一覧
家・建物 の表現の一覧
風景表現 大カテゴリ