スパニッシュオムレツは、トマト、ピーマン、玉ねぎが入っていた。玉子を３コ使って、ふんわりと大きく焼いてあり、お皿もあたためてあった。

オムレツといってもずいぶんいろいろな種類がある。 日本では一般に、ハムや玉ねぎのみじん切りをいためて入れたり、ひき肉のいためたのを入れるようだが、フランスでは、チーズを入れたオムレツ・オ・フロマージュ、わけぎのような青いフィンゼルブを入れたオムレツ・オ・フィンゼルブ、じゃがいものゆでた角切りを入れたオムレツ・オ・パルマンティエ、ラム酒をおとしたオムレツ・オ・ラムなど、いろいろ違った種類がある。

そとがわは、こげ目のつかない程度に焼けていて、中はやわらかくまだ湯気のたっているオムレツ。

皿の上のいかにも健康的に膨れあがったオムレツに手を着けた。ほどよく焼き色がついていて、二つ折りにされたその合わせ目からは、泡立った卵がほとんど敗北感を抱かせるほど傲岸に溢れ出している。海に向かって迫り来る溶岩のような趣だった。

玉子２コつかったハム入りのオムレツで、つけ合せはマカロニ、いんげんのバタいため、赤かぶが１コ、可愛らしい姿でのっていた。ふっくらとよく出来ていて、味もよかった。

どこのコンビニにも、味付けゆでたまごが売られている

卵の調理性には、気泡性、乳化性、凝固性がある

好みのスクランブルエッグにするために、レシピ以上にバターを使う。味を濃く、深めるのだ。

ふわふわとまるで雲をつかむような口ざわり。それでいてデカイ。

熟練の職人たちが一つ一つ手作業で焼き上げている自家製の伊達巻