ぬか床に生のまま突っ込んだだけなのに、アスパラはぬかの味を取り出してパキパキしてうまい

太いのは湯がき、細いのはそのまま油で炒める

アスパラガスは、カン詰でなく、初夏から秋にかけて八百屋で売っていた。初めて見たときは、なにかと思った。皮がカサカサと白っぽい細長い野菜が、ゴロゴロと山積みで売っていたからである。それをゆでる。ゆでてから外がわのうす皮をむいたら、私の知っているアスパラガスがでてきた。カン詰より立派で、ぐにゃっと柔らかいのとは違って、新鮮な口あたりだった。

茹でたての温かいアスパラガスにオランデソースをかける味は感激的

熱湯を通過させ熱に出会って緑が鮮やかに変化した瞬間に取り出す。熱いうちにドレッシングをからめ、ほとぼりが冷めたらすぐ食べる。

（冬瓜）あんな薄ボケだ味は、若い人が好まない《…略…》でも、そういったものでもない。あの無味さ－－微かな苦さが、中年に達する頃から、イカすと思う時も来るだろう。

定食の箸休めになるオレンジ色のたくあんが美味。ごはんの上に待機させておき、ときどきカリッと食べる。ちょっと甘くてなんだか中毒性のあるたくあんだ。

一夜漬けしたキャベツの香りは爽やか

とうもろこしは、一本で平均十六列、一列の粒数約三十五粒である。（粒の総数は必ず偶数だそうだ）

茹でたての温かいアスパラガスにオランデソースをかける味は感激的