手を伸ばした先が見えないくらい濃い朝霧
水道橋博士「藝人春秋 (文春文庫)」に収録 ページ位置:80% 作品を確認(amazon)
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霧・かすみ・もや
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前後の文章を含んだ引用
......間にか寝ちゃったんですよ。それでね、どれぐらい時間が経ったのかなぁ、わからないけど、『おーい、おーい』って呼ぶ声で目が覚めたんです。でも辺りは真っ白なんですよ。手を伸ばした先が見えないくらい濃い朝霧でね。どうやら、おまわりさんが近づいてきた。その時に立ち上がったワタシのサンダルが海に落ちちゃったんです。慌てて海にもぐって、それ拾って浮き上がったらね、頭と顔......
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暗い野に、遠く赤い火が見えた。何の 灯 であろう。雨の密度の変移に従って、暗く明るくまたたき、または深い水底に沈んだように、 暈 だけになった。
大岡 昇平「野火(新潮文庫)」に収録 amazon
(雪に濡れる)溶けかけた雪が髪をきらきら 濡らし、しずくが紺の厚いコートの肩にぽたぽた落ちていた。
吉本ばなな / サンクチュアリ「うたかた/サンクチュアリ」に収録 amazon
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