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ピピピ、ピピピ、と河鹿 の啼く闇がなんとなく気をひき締める。
吉川英治 / 銀河まつり ページ位置:82% 作品を確認(青空文庫)
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動物の鳴き声(鳥犬以外)
張り詰めた・ピリピリした空気
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前後の文章を含んだ引用
......ばかりぼうと青く見える水明りの加減であろう。 初夏ならばこの辺、佐久地方の高原から流れて繁殖した月見草の黄色さで夜も明るい。今秋草は川洲のどこにも伸びていた。 ピピピ、ピピピ、と河鹿 の啼く闇がなんとなく気をひき締める。――と小舟が待っていた。慎吾は何かささやいてお芳だけをそれにのせて、ひろい河心の丘へ送ってしまった。 半町ばかり先に、蛍 ほどの赤い火が見えだした。七は、煙草をす......
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動物の鳴き声の表現・描写・類語(地上の動物のカテゴリ)の一覧 ランダム5
「メー」と山羊 が風を歓 ぶように鳴いた。
岡本かの子 / 母子叙情
鯨のような悲しげな咆哮
三島 由紀夫 / 午後の曳航 amazon
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張り詰めた・ピリピリした空気の表現・描写・類語(雰囲気・空気のカテゴリ)の一覧 ランダム5
家の中はにわかにピリピリとした緊張感に包まれた。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
教室内の女子の皮膚がぴりっと緊張する。
村田 沙耶香「しろいろの街の、その骨の体温の」に収録 amazon
空気はどことなくピリピリしていて、ちょっと力を入れて蹴とばしさえすれば大抵のものはあっけなく崩れ去りそうに思えた。
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 amazon
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「地上の動物」カテゴリからランダム5
象は大儀そうにのっそりと身を揺らせ
村上 春樹 / 象の消滅「新装版 パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon
白い猫が一匹、よその家の軒下をわたって行った。
梶井基次郎 / 城のある町にて
虎が上野の老杉 の葉をことごとく振い落すような勢で鳴く
夏目漱石 / 吾輩は猫である
店員が猫を抱かせてくれた。上質のカシミヤのような手触わりで
村上 春樹「1973年のピンボール (講談社文庫)」に収録 amazon
「雰囲気・空気」カテゴリからランダム5
空気が重苦しくなった。立っている僕らが、それぞれ見えない綱を引っ張り合っているようだ。息苦しくなる。
伊坂 幸太郎 / オーデュボンの祈り amazon
ガラスのように固い空気なんて突き破って行こう
林芙美子 / 新版 放浪記
あたりの空気が重みをもっていて、四方から圧し縮まってくるような息苦しさ
山本 周五郎 / 髪かざり amazon
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