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漁港・波止場の表現・描写・類語
遠くには巨大な港があった。何本ものクレーン、浮ドック、箱のような倉庫、貨物船、高層ビル、そういったものが見渡せる。右手には内側に向って湾曲した海岸線に沿って、静かな住宅街やヨット・ハーバー、酒造会社の古い倉庫が続き、それが一区切りついたあたりからは工業地帯の球形のタンクや高い煙突が並び、その白い煙がぼんやりと空を被っていた。
村上 春樹「1973年のピンボール (講談社文庫)」に収録 amazon
マルセイユの古い港、そこはコの字型になっていて、大小さまざまのレストランが軒をつらねている。
石井 好子「東京の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
強い潮の香に混って、瀝青 や油の匂いが濃くそのあたりを立て罩 めていた。
梶井基次郎 / 冬の蠅 青空文庫
桟橋と船に渡した渡し子
林芙美子 / 新版 放浪記 青空文庫
波止場に船が着いたのか、汽笛の音がしている。波止場の雑音が、フッと悲しく胸に聞えた。
林芙美子 / 新版 放浪記 青空文庫
港では船がはいって来たのか、自動車がしっきりなしに店の前を走って行く。
林芙美子 / 新版 放浪記 青空文庫
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