日本語表現インフォ > 人物表現 > 肌の印象 > 色白・肌の白さ
色白・肌の白さの表現・描写・類語
明い電燈をまともに受けた裸身雪を欺くばかり
永井荷風 / 腕くらべ amazon
北国の白い肌を大そういたわっているので、ほとんど日焦(や)けの跡が認められない
三島由紀夫 / 真夏の死 amazon
繭をつくりはじめる蚕のように、顔も手も皮膚が透き通るように青白い
日野啓三 / 抱擁 amazon
うぶ毛を朝日に光らせた白桃色の肌
筒井 康隆 / 家族八景 amazon
白く透き通った美しい肌が、真冬の渓流のように冷たく輝く
高橋 三千綱 / 涙 amazon
皮膚の色が、蚕児(かいこ)のような蒼白さをもって
徳田 秋声 / 黴 amazon
肌はほとんど白壁のように白い。
伊藤 整 / 火の鳥 (1958年) amazon
津軽から秋田越後の方へかけて、一たいに女の肌は梨子(なし)か林檎をむいたような青味を帯びた白さと潤いを持ち
森田 たま / もめん随筆〈続〉 amazon
真白だ。馬鈴薯の皮を剥いた白さだ。何という簡単な白さ。魅力のない白さ。
岡本 かの子 / 鶴は病みき amazon
白いレグホン色の肌をした女たち
筒井 康隆 / 夢の木坂分岐点 amazon
あけびの実をわったような白い滑らかな肌
森田 たま / もめん随筆〈続〉 amazon
色の白いその皮膚は、肌理が細かく、染みも傷も、黒子ひとつもなく、奇蹟のように綺麗だった。
乾 くるみ / イニシエーション・ラブ amazon
まったく日焼けしていない、なまっちょろい雰囲気の男だ。
池井戸 潤「民王 (文春文庫)」に収録 amazon
皮膚の色は瀬戸物のように生白かった。
夢野久作 / ドグラ・マグラ 青空文庫
透き徹るほど白い皮膚に紅味 をおんだ、誠に光沢 の好い児であった。
伊藤左千夫 / 野菊の墓 青空文庫
陶器のように白い皮膚
梶井基次郎 / 冬の日 青空文庫
マシマロのように白っぽい
林芙美子 / 新版 放浪記 青空文庫
女の顔が面のように白い。
林芙美子 / 新版 放浪記 青空文庫
色素がないのだ。透ける茶の目、髪。白子。
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon
血管が通っていないような白さ
小川洋子 / 揚羽蝶が壊れる時「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
何かの拍子にゆるんだ合わせ目からのぞく太ももは、はっとするほど白かった。
小川 洋子 / 口笛の上手な白雪姫「口笛の上手な白雪姫」に収録 amazon
琺瑯 のように白い片脚
浅田次郎 / 悪魔「鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫)」に収録 amazon
彼女の肌が夜は 灯りの色に、たそがれどきには暮色に染まることを私は知った。
浅田次郎 / 伽羅「鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫)」に収録 amazon
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