平坦な尾根沿いの道が続く。視界に広がる山々の稜線を眺めながら、空に近い場所の空気をお腹一杯に吸い込んで歩くことのできる、極上の散歩道だ。
湊 かなえ「花の鎖 (文春文庫)」に収録 ページ位置:76% 作品を確認(amazon)
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登山・山登り
山道・峠道
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前後の文章を含んだ引用
......ならなくなる。 ゴミをまとめてリュックに入れ、雨具を取り出しやすい位置に置き換えた。「コーヒーごちそうさまでした」 前田さんにお礼を言い、立ち上がる。鎖場までは平坦な尾根沿いの道が続く。視界に広がる山々の稜線を眺めながら、空に近い場所の空気をお腹一杯に吸い込んで歩くことのできる、極上の散歩道だ。 わたしは山登りにおいて、山頂に到着する達成感も好きだけど、それよりも、この尾根沿いを歩く開放感の方に魅力を感じる。今回、赤岳山頂を目指すにあたり、このルートを......
単語の意味
尾根(おね)
稜線(りょうせん)
尾根・・・連なった山を遠くから見たときの、ある山の頂上と隣の山の頂上を結ぶ、一番高い線の部分。山稜(さんりょう)。
稜線・・・連なった山を遠くから見たときの、ある山の頂上と隣の山の頂上を結ぶ、一番高い部分の線。尾根(おね)の線。
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登山・山登りの表現・描写・類語(スポーツのカテゴリ)の一覧 ランダム5
数メートルおきに岩にペンキで記された目印を頼りに山頂を目指さなければならない
湊 かなえ「花の鎖 (文春文庫)」に収録 amazon
山で飲むコーヒーは地上の十倍増しでおいしく感じる。
湊 かなえ「花の鎖 (文春文庫)」に収録 amazon
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山道・峠道の表現・描写・類語(道・道路のカテゴリ)の一覧 ランダム5
流れの底のような 凸凹 路
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
山々のまっただなかを電車で走ると、森を走るのとほとんど変わらない光景になる。
三浦 しをん「神去なあなあ日常 (徳間文庫)」に収録 amazon
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「道・道路」カテゴリからランダム5
この通りは旧道だけあって、米屋や作業服屋や釣具屋など、土地に合っているというよりは昔ながらの商店街の名残を感じさせるような店が多い。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
アスファルトは途切れ、俺は未舗装の山道をひたすらに自転車のペダルを漕いでいる。
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 amazon
枕木の上にレールが並べてあって、踏切などをつけた、電車だけの道
梶井基次郎 / 路上
「スポーツ」カテゴリからランダム5
弦打ちの音が、さながら蝙蝠 の羽音のよう
芥川龍之介 / 偸盗
身体はふわりと宙に浮き、古着の塊のようにぼさっと泥のなかへまた投げ出された。
伊藤 整 / 馬喰の果て (1954年) amazon
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