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人のいい主人の鼾 も平らだ。
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:19% 作品を確認(青空文庫)
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イビキ・寝息
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前後の文章を含んだ引用
......はホッとしたのだ。博多帯を音のしないように締めて、髪をつくろうと、私は二人分の下駄を店の土間からもって来た。朝の七時だと云うのに、料理場は鼠がチロチロしていて、人のいい主人の鼾 も平らだ。お計さんは子供の病気で昨夜千葉へ帰って留守だった。――私達は学生や定食の客ばかりではどうする事も出来なかった。止めたい止めたいと俊ちゃんと二人でひそひそ語りあっ......
単語の意味
鼾(いびき)
鼾・・・寝ているときに呼吸とともに鼻や口から出る、うるさい音。
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フローリングに寝そべって天井を見つめていると、視界には白しか入らなくて、ここがどこかもわからなくなった。
又吉直樹「劇場(新潮文庫)」に収録 amazon
体の奥がむずがゆくなってきて、竜夫はまたしばらくまどろんだ。
宮本 輝 / 螢川「螢川・泥の河(新潮文庫)」に収録 amazon
(横になって考える)毛布に身を埋ずめて黒い虚空を睨んだ。
阿刀田 高 / 裏側「ナポレオン狂 (講談社文庫)」に収録 amazon
駒代は全く強盗にでも辱められたようなあられもない寝ざま
永井 荷風 / 腕くらべ amazon
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