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冷たくなった紅茶の残りをがぶりと飲んだことを覚えている。舌にのりあげた苦い粉、そのときのカップの柄とスプーンについた小さな金色の帽子の細工のくだらなさも。
川上 未映子 / あなたたちの恋愛は瀕死「乳と卵(らん) (文春文庫)」に収録 ページ位置:68% 作品を確認(amazon)
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紅茶
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前後の文章を含んだ引用
......ていない相手とも性交することのないわたしは、あなたから見て、なんていうのかな、──合格してるのかしら? 人間として? と笑顔で言ってみることを想像して、やめて、冷たくなった紅茶の残りをがぶりと飲んだことを覚えている。舌にのりあげた苦い粉、そのときのカップの柄とスプーンについた小さな金色の帽子の細工のくだらなさも。 女は自分の体がどれくらいの価値のあるものなのかもわからないし、でもわからないままでもそれをくるむ服を買うのは好き。趣味はないのと同じだから、日曜日には決まって......
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紅茶の味、おいしさを伝える表現・描写(お茶・紅茶・コーヒー・水のカテゴリ)の一覧 ランダム5
温かい香りが二人の間に漂って、なにがなしにくつろいだ雰囲気を作った
平岩弓枝 / 葡萄街道(ワインロード)の殺人 amazon
ポットのままで出す紅茶は香り高く、ブランデーがそえられている
池波 正太郎「むかしの味 (新潮文庫)」に収録 amazon
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飲むの表現・描写・類語(動作・仕草・クセのカテゴリ)の一覧 ランダム5
コーヒーを飲みながらも、口に溜めた熱い液体のなかで、舌をひらひら泳がせている。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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「お茶・紅茶・コーヒー・水」カテゴリからランダム5
牛乳の濃厚さは、胸にもたれるほどだった。
池波 正太郎「むかしの味 (新潮文庫)」に収録 amazon
温かい香りが二人の間に漂って、なにがなしにくつろいだ雰囲気を作った
平岩弓枝 / 葡萄街道(ワインロード)の殺人 amazon
(アイスコーヒー)ほろ苦く、ほろ甘いコーヒーの味は冷たくするときりりとしまる。
池波 正太郎「むかしの味 (新潮文庫)」に収録 amazon
コーヒーは墨の汁のように黒かった。
野間 宏 / 真空地帯 amazon
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男の子を瘤のように背中にのせ
石坂 洋次郎 / わが日わが夢 amazon
蒲団を頬までずり上げると、静かに息を殺して泣き出していた。
林芙美子 / 新版 放浪記
サユリは、これ以上、一緒にいられないと思い、ぷいと後ろを向くと、ハイヒールシューズの踵を気持良く鳴らしてコバヤシの許を去った。
山田詠美「新装版 ハーレムワールド (講談社文庫)」に収録 amazon
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