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(雲一つない青空)寝転んで空をあおいだ並作は、そのあまりの蒼さに目がくらんだ。見上げる空には底がなかった。なんとか底を覗き見れないものかと目を凝らしてみた。一瞬、蒼い空の奥になにかうっすらと白い、空の島のようなものを見たと思ったが、それもすぐに消えてしまった。
阿刀田 高 / 蒼空「ナポレオン狂 (講談社文庫)」に収録 ページ位置:68% 作品を確認(amazon)
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前後の文章を含んだ引用
......気が信じられないほどにうまい。路傍の芝草の上に腰をおろし、それから寝転がった。 空は無気味なほど蒼かった。一はけの雲もなく、蒼はどこまでも広く深く続いていた。 寝転んで空をあおいだ並作は、そのあまりの蒼さに目がくらんだ。見上げる空には底がなかった。なんとか底を覗き見れないものかと目を凝らしてみた。一瞬、蒼い空の奥になにかうっすらと白い、空の島のようなものを見たと思ったが、それもすぐに消えてしまった。 身を起こして丘の端を見るとカラスが一ぴきおりて来て、なにやら地面をついばんでいる。カラスは羽根をいっぱいに広げ、「カアカア」 と、高く鳴いて羽根を二度強く羽ば......
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見上げる(みあげる)
見上げる・・・1.下から上のほうを見る。
2.立派だなぁ、と感心する。
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紺碧に晴れた空は湖水のように澄みきって
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