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前後の文章を含んだ引用

......「おう、おう」　と、ご機嫌の声が聞こえた。　幸恵は眠りから醒めると、いつもわけのわからない声をあげて母を呼ぶのである。「あ、おメザね。おむつが濡れてんでしょ」　初江はリビングルームの気まずさを避けるように声と同時に腰をあげ、一歩二歩とベッドのほうへ歩み始めた。　ほうっておいたらまるで母親みたいに甲斐甲斐しくおむつの取り替えを始めるにちがいない。　真樹子はそれを押えるように勢いよく席を立った。その拍子に椅子が倒れてガチ......

単語の意味

腰（こし）

腰・・・１．胴体の下の方の部分で、上体と下肢（かし）をつなぐ部分。座る姿勢をとったとき、骨盤あたりの折り曲がる部分を漠然という。ウエスト。
２．衣服やはかまの腰にあたる部分。
３．あらゆる物の、腰に相当する部分。中ほどより少し下の部分。
４．紙や布などの、しなやかで破れにくい性質。
５．餅（もち）や粉などの、粘りや弾力。
６．刀や袴など、腰につけるものを数えるときの単位。「刀ひと腰」「袴ひと腰」
７．何かをする際の姿勢や構え。「及び腰」「けんか腰」など。