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しゃくりあげる自分の声しか聞こえない時間がしばらく過ぎて
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 ページ位置:33% 作品を確認(amazon)
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泣く・涙を流す
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前後の文章を含んだ引用
...... 胸のなかで何かが崩壊するような動きがおきて、それがそのまま目から涙になって溢れ出る。この間も泣いて、今日もまた泣いていると思う。 水島はなぜまた現れたのか。 しゃくりあげる自分の声しか聞こえない時間がしばらく過ぎてから、両方の肩にそっと手が置かれる。「困った方だ」 閉じていた目を薄く開くと、テーブルの上の時計が見える。滲んだ文字盤の上で軽やかに無慈悲に秒針が回り続けている......
単語の意味
しゃくり上げる(しゃくりあげる)
暫く・姑く・須臾(しばらく)
しゃくり上げる・・・繰り返し息を吸い上げるように激しく泣く。声をのみ込むように体を震わせて泣く。
暫く・姑く・須臾・・・1.長いと感じるほどではないが、すぐともいえないほどの時間。ちょっとの間。一時的。
2.ちょっと待った!
2.ちょっと待った!
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横断歩道の信号が赤になり、立ち止まったその時、わたしは初めて、自分が泣いていることに気づいた。
小池真理子「愛するということ (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
大粒の涙が留め度もなく雨のようにポロポロ落ちた。
嘉村 礒多 / 業苦 amazon
宮沢賢治 / 銀河鉄道の夜
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「ハッハッ……」青年はそうだと云ってほがらかに哄笑 していた。
林芙美子 / 新版 放浪記
弱々しく、風に吹かれて花が花冠を垂れるように、頷いた。
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おさえていた感情が堰を切ってあふれるように泣きだした
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大粒の涙が留め度もなく雨のようにポロポロ落ちた。
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