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(ガードレールにもたれて)体温がガードレールに染み込んでしまう程長い間、そこに立っていた。
小川洋子 / 揚羽蝶が壊れる時「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 ページ位置:74% 作品を確認(amazon)
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肌の温もり・冷たさ
立ち止まる・足を止める
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前後の文章を含んだ引用
......。──あなたには届いていないのですか。この痛みとも圧迫とも痒みとも幻想とも言える感触が。 ことばにならない声が、胸に沈澱してゆく。わたしたちは空缶を握ったまま、体温がガードレールに染み込んでしまう程長い間、そこに立っていた。 暗闇に包まれた玄関を、そのまま電気もつけずに通り抜けて、二階へ上がった。部屋は冷たい透明な膜をかぶせたように、寒かった。一番にストーブをつける。小さな明るさの......
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立ち止まる・足を止めるの表現・描写・類語(動作・仕草・クセのカテゴリ)の一覧 ランダム5
二人は立ち止まって向かい合う。人の流れが二人の周りで楕円形を描く。
小川洋子 / 揚羽蝶が壊れる時「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
棒杭(ぼうぐい)の如く佇む。
筒井 康隆 / 夢の木坂分岐点 amazon
それはなにかが止めてくれたという感じであった。
梶井基次郎 / 路上
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濡れた絹のようなその肌
大原 富枝 / 婉という女 amazon
雪のような腕を露わしている。
正宗白鳥(忠夫) / 何処へ amazon
光沢(つや)の無い、単調で眠そうな、貧しそうに震えた、醜く皺枯れた老婆
島崎藤村 / 新生 amazon
「動作・仕草・クセ」カテゴリからランダム5
博士はルートを抱き締めた。博士の腕の中で、彼の身体はほとんど半分に押し潰されていた。
小川洋子「博士の愛した数式 (新潮文庫)」に収録 amazon
夢野久作 / ドグラ・マグラ
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