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私は曖昧に微笑した。
山田太一「飛ぶ夢をしばらく見ない」に収録 ページ位置:27% 作品を確認(amazon)
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感情のはっきりしない、複雑な表情
愛想笑い・作り笑顔
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前後の文章を含んだ引用
......とのひとくさりは分らなかった。分らない言葉もあるのか? 当り前だが、本来なら一言だって分らないはずだから、分るという奇跡に限界があるのに戸惑うところもあった。 私は曖昧に微笑した。「あなた方は、京都には行くべきです」「そのつもりだよ」 と夫は微笑し、細君も微笑して、うなずいた。「田浦さま」と係が小さく背後でいった。「お待たせいたしました」......
単語の意味
曖昧(あいまい)
曖昧・・・はっきりしないこと。明確さに欠けるさま。「曖」も「昧」も訓読みで「くら(い)」と読める。
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感情のはっきりしない、複雑な表情の表現・描写・類語(表情・顔に表れた気持ちのカテゴリ)の一覧 ランダム5
笑みの名残を片づけかねているかのような曖昧な表情
平野啓一郎「ある男」に収録 amazon
女にはそういう吉田の顔が非常に難解に映るのかさまざまに吉田の気を測って
梶井基次郎 / のんきな患者
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愛想笑い・作り笑顔の表現・描写・類語(表情・顔に表れた気持ちのカテゴリ)の一覧 ランダム5
肩をすぼめて、悲しい笑い方をした。
浅田次郎 / 鉄道員(ぽっぽや)「鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫)」に収録 amazon
営業用の微笑だけは明け方の三日月のように唇の端のあたりに不安定にひっかかっていた。
村上春樹 / パン屋再襲撃「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon
無理矢理微笑をつくった。
山田太一「飛ぶ夢をしばらく見ない」に収録 amazon
岡本かの子 / 河明り
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九回の裏に逆転されそうな形勢になった野球の監督といった程度の真剣な面持ち
笹沢 左保 / 終りなき鬼気 amazon
喜怒哀楽のどれにも属さない表情
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
誇らしげに、鼻の穴が膨らんでいた。
三浦 しをん「神去なあなあ日常 (徳間文庫)」に収録 amazon
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息子は思いがけない歓迎ぶりに困惑し、身体を強ばらせていたが、口元だけはゆるませ、彼なりに相手の熱意に応えようとしていた。
小川洋子「博士の愛した数式 (新潮文庫)」に収録 amazon
かすかな笑みに変わった。しかし、無理に笑っているのがありありと分かり、尋恵は胸が痛んだ。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
二人は顔を見合って溶けるように笑 みかわす。
有島武郎 / 生まれいずる悩み
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