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気でも狂ったように一匹の裸馬が部落から走りだしていくのです。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 ページ位置:22% 作品を確認(amazon)
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馬
暴れる・荒れ狂う
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前後の文章を含んだ引用
......てみました。ここからは比較的、麓の部落が一望できるからでした。 部落に通ずる海沿いの街道に白い砂塵が起っているのがはじめ眼にうつりました。どうしたことでしょう。気でも狂ったように一匹の裸馬が部落から走りだしていくのです。部落の出口に五人ほどの男たち──あきらかに百姓ではない男たちが立って、村から誰も逃げ出さないように固めているのがわかりました。 役人たちが部落を探索しに来たのだ......
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馬の表現・描写・類語(地上の動物のカテゴリ)の一覧 ランダム5
(乗馬)慌しく己れの上体を米つきバッタのようにゼーロン(馬の名)の鬣(たてがみ)の蔭に翻しながら
牧野 信一 / ゼーロン amazon
まるで毛皮のズボンをはいたような逞ましい輓馬(ばんば)
森田 たま / もめん随筆 amazon
(坂道をのぼる馬)馬は 渾身 の力をふりしぼった。 代赭色 の体に奇怪な 力瘤 が盛りあがり、それが陽炎の中で 烈しく震えた。夥しい汗が腹を伝って路上にしたたり落ちていく。
宮本 輝 / 泥の河「螢川・泥の河(新潮文庫)」に収録 amazon
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暴れる・荒れ狂うの表現・描写・類語(動き・反応・変化・現象のカテゴリ)の一覧 ランダム5
手負いの獣のごとく猛り狂う
池波 正太郎 / 鬼平犯科帳〈1〉 amazon
手傷を負った猪 のように一直線に荒れて行く
有島武郎 / 或る女
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お地蔵さんのように座布団の上で微動だにしない
本谷 有希子 / 異類婚姻譚 amazon
割れたブリキ缶を叩くような犬の声
宮部 みゆき / 我らが隣人の犯罪 amazon
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